司会(曽我)
  今日は市民健康の森フォーラムということで、高橋清川崎市長がお見えになっておられます。高橋市長は本日午前中、井田山の森誕生祭に来賓として参加されたあと、別の公務を済まされまして、この会場にお見えになりました。市民健康の森に関わった市民のみなさんにお礼とごあいさつを申し述べたいということで、駆けつけたものでございます。それでは、高橋市長さん、ごあいさつをお願いいたします。

高橋 清 市長あいさつ

 みなさん、こんにちは。ご紹介を預きました、市長の高橋でございます。
  今日は午前中に市民健康の森第1号の中原区井田山の森の誕生祭を訪ねました。三番叟からはじまって、大変盛大なお祭りでした。中原区と宮前区では市民健康の森の第1期工事が終了しましたように、各区がそれぞれ場所を選定し、しっかりとした計画の下に、みなさんの手によって、進められていることをとても感謝しております。文字通り、みなさんが考えて、みなさんの手によってつくられるわけですから、これ以上理想的な計画はありません。今日は市民健康の森などで活躍している皆様にお礼を申し上げたいと存じます。
  森というものの重要性がいろいろといわれています。川崎はご承知のように人口密集地帯ということでございます。川崎の人口は126万5千人でどんどん増加しております。他の都市は割合減少していますが、川崎だけはどういうわけか増加しております。増加するということは、住みよいからだと喜んでいる人もいますが、人口が増加するとやはり摩擦が起きて困るという話も聞きます。いずれにしましても、人口数よりは、人口密度で計る方が正確です。つまり、面積の広いところは人口も多いわけです。川崎市は人口密度の高い地域です。とくに幸区では1平方km当たり1万3000人が住んでいます。これは東京の区部とまったく同じであり、政令指定都市の中では1番高い人口密度です。したがって、そうした場合に、1番大切なのは、みなさんがされている市民健康の森のように、広場をつくって、憩いの場をつくって、みんなで交流をするということです。これを標榜しませんと、どんどん緑地がなくなっていきます。
  実は斜面緑地だけは残ると以前は思っていましたが、建築方法・建築技術が発達し、斜面にも家屋を建てられるようになりました。また、非常に高い相続税がございまして、所有者が斜面緑地を手放さないと相続税を払うことができないという2つの理由が重なりあいまして、どんどん斜面緑地が消失しております。川崎市も一生懸命にそれを防ぐために、早く情報を入手しようということで、農業協同組合にもお願いをして、情報が早く入った場合には、代替地と交換をする措置をとっております。そういう措置を取らなければ、現状では私権が認められており、市長がいくら命令をしてもそれを食い止めることはできません。市民のみなさんと強い運動や意向によって防げる場合はございますが、法律上は自分の土地に自分で家を建てるということが許されていますので、大変難しい情勢下にあるわけです。
  したがって、今健康の森のような森をつくりませんと、子孫のために悔いを残すわけでございまして、そうした意味でみなさんがこのように一生懸命に花と緑を大事にして下さるということは、私たちは大変有り難く思っております。
  例としまして、代々木の森というものがございますが、ここには大変大きな木があります。あれはむかし、青年団という組織がありまして、全国の青年団が木を一本一本寄付しました。そして、あまり大きな木ではありませんでしたが、現在では二人か三人で抱きかかえなければ運べないほどにまで大きくなっております。木というのは植えないと大きくなりません。その代わり、植えれば、木は確実に、正直に、大きくなってくれます。木を切るというのは電動ノコギリですと3分もかかりませんが、育てるのは実に20年、30年、100年さえかかります。あの場所にあれだけの木を植えて、今やっとあれだけの森になったわけです。私たちもそれに希望を抱かなければなりません。木を切ったら必ず植える、木が大きくなってくれるまで必ず守るという気概を示しませんと、子孫のために森は残せないわけでございますが、この場合にみなさんが先頭を切ってそれを実践していただいているということに対しまして、私たちも大変有り難く思っておりますし、これからも、協働というよりはみなさんが主導で、私たちがそれにしたがっていくという形で、健康の森をぜひ立派な森に育て上げていただきたいと思います。
  また、街路樹につきましても、私たち川崎市も一生懸命植えておりますけれども、最初は小さかった木があんなに大きくなりました。電灯が見えない、虫が発生する、あれは緑化公害だ、公園の木も早く切れという人も中にはおります。剪定は必要ですが、切り倒すということにならないように、私たちも協力しなければなりませんし、市が先導して、そうした場合の諸経費を出さなければならないと思っております。
  今日は、みなさんの活動を絵や写真等で見せていただきまして大変感動いたしました。どうぞよろしくお願いを申し上げまして、お祝いの言葉とさせていただきたいと存じます。今日はありがとうございました。


 司会(曽我)もう一方、川崎市議会副議長の菅原敬子議員が参加されています。菅原議員は麻生区市民健康の森を育てる会の一委員として、先週も鎌を振るっていらっしゃいました。そのご経験も含めて、ひとことごあいさつをお願いいたします。

菅原敬子 川崎市議会副議長あいさつ

ただいまご紹介をいただきました、川崎市議会副議長を務めさせていただいております、菅原敬子と申します。私もこの「つくる森、育てる緑、楽しむ人」を大変魅力のあるテーマだと思っておりまして、麻生区に住んでおり、他の区はどのように取り組んでいるのか司大変関心がございまして、今日はこの場に参加させていただきました。  先週も麻生区の多摩美の緑の中で、一緒に鎌を振るわせていただいたり、その前の週も出させていただいて、緑と親しみながら森を育てていくということをとても楽しみに思っております。やはり、これからこの森を育てるということをどう成功させるかということは、どれだけ多くの市民が緑の森に関わってくださるかにかかっているのではないかと思います。多くの市民が関われば、その森はとてもかわいい、自分が育てている森はとてもかわいいし、木一本でも自分が植えた木はとてもかわいいですね。私の木も植えてあるのですけれども、まだ市民健康の森になる前に植えてあるので、菅原敬子の木がすくすく育っていくことを願っております。  そのように、多くの市民に関わっていただく、そのことがこの森を育てる大きな力になっていくというように思っております。関わればかわいい、そしてかわいければよく育つ、というように思っております。これからも会員の一人として一緒にやっていきたいと思っております。  今日はこのように大勢の方がお集まりになって交流されることを本当に嬉しく思いますし、お互いがそこから学び合いたいと思っております。本当に今日は盛会おめでとうございます。

BACKNEXTTOPHOME